発達・療育ガイド
家庭・児童発達支援・放課後等デイサービス・学校で使える、発達の理解と具体的な支援のヒント。研究の強さと限界も一緒に伝えます。
このガイドの読み方
「実践に関する根拠」と「脳のしくみに関する研究」は別に評価しています。脳に平均的な違いが見られても、一人の子どもを脳画像で判断できるとは限りません。
ここは診断・医療行為の代わりではありません。個別の支援は本人の希望、生活場面、保護者・学校・専門職との連携に基づいて調整してください。
「いま困っていること」から選ぶ
診断名が分からなくても、子どもが困っている場面から遊びや資料を選べます。以下の例は診断を示すものではありません。
知りたいテーマから探す
ADHD(注意欠如・多動症)注意の調整、衝動性、活動量などの個人差が日常生活に影響する神経発達症です。→ASD(自閉スペクトラム症)コミュニケーションや社会的なやりとり、感覚の感じ方、興味・行動のパターンに個人差がある神経発達症です。→SLD(限局性学習症)知的な能力全体とは別に、読み・書き・計算など特定の学習領域で持続する難しさがみられる状態です。→DCD(発達性協調運動症)全身や手先の運動を組み合わせて行うことに難しさがあり、着替え・書字・遊びなど生活に影響することがあります。→SST(ソーシャルスキルトレーニング)日常のやりとりを理解し、必要な場面で自分らしく行動できるように、具体的な場面を練習する支援方法です。診断名ではありません。→発達支援の5領域健康・生活/運動・感覚/認知・行動/言語・コミュニケーション/人間関係・社会性→
現場で使うときの原則
- 診断名だけで教材を選ばず、本人の「やりたい」「困っている」から考える。
- 年齢は目安。成功しやすい難易度から始め、必要なら戻れるようにする。
- 「脳が鍛えられる」「必ず治る」など実証されていない効果はうたわない。
- 短い活動を家庭・教室・生活の場に結びつける。
作成基準:こども家庭庁の公的ガイドライン、NICE、IES WWC、査読付きレビュー等。こども家庭庁のガイドライン一覧
このガイドは、理学療法士・看護師の資格を持つ運営者が、関連ガイドラインと研究を参照して企画・編集しています。企画・監修方針を見る →
実践に使える遊び・教材
診断名だけではなく、「本人が練習したい動作」「好きなテーマ」から活動を選びます。